合いの子

今では「差別語」とされて「ハイブリッド」という言葉を使わないといけないみたいですが、内燃機関と電動機の両方を備える車両しか思い浮かべないのですが。「合いの子車」の方が言いやすいしダメなんですかね。これでは家鴨とマガモの交雑の「アイガモ」もダメになってしまいます。「合いの子」という言葉には2つの使用例があります。船と電車です。
明治時代、構造の脆弱な和船は製造を禁止され、その禁令をくいくぐるために作られたのが「和洋折衷船」、別名「合いの子船」です。安く作ることが出来る和船に西洋型帆走を設置したり、舵を設置して「和船」ではないと主張したのでしょう。石川県の大聖寺駅近くに北前船の説明板がありますが、その船はまさしく和洋折衷船でした。今でもあるでしょうか。
もう一方は冒頭の画像国鉄クモハ53形電車です。クモハ52形電車の内装、走行装置とクモハ41形電車の運転台を合わせた電車です。クモハ52が好評だったけど、乗務員扉がない、床下装置を覆うスカートの存在など、保守現場で嫌われたので室内設備と走行装置を流用して、保守の容易なクモハ41の運転台を取り付けた電車です。